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シンガポール:Simbiotia/公共のセラピーガーデン:未来の都市への飛躍

画像引用元:“Simbiotia

シンガポール国立公園局が2016年に開始したシンガポール国立公園庁の管轄園内に公共のセラピーガーデンプロジェクトを継続するという、大変興味深い記事を数ヶ月前に見つけましたのでご紹介します。

   

都市型セラピーガーデンの充実したネットワークを通じて、市民のリハビリテーションと福祉を担う総合都市なんて想像できるでしょうか?

まさにシンガポール市がこのようなことを決議・実現し、現在までに3 つの場所で正式に建設して完全に公共且つ無料で使えるようにしています。

シンガポールではまずこの種のスペースを最も必要としているグループを検証し、特に特別なニーズを持つ高齢者が最もこのようなスペースを必要としている、と特定しました。当局は、最初のプロジェクトで認知症の治療やがんから回復した患者のリハビリテーションなど、高齢者の福祉を向上させるという具体的な治療目標にフォーカスしました。一見、特殊性が高すぎるようにさえ思えますが、数日前に掲載した神経心理学者メルセデス・モロ氏へのインタビューにあったように、治療目的に応じて特殊性のニーズを取り入れることは非常に大切です。シンガポール当局は、高齢者が多数派であると考えただけでなく、高齢化が社会的に顕著になっていることを考えれば今後の国家的な優先課題とすべき、と考えたのです。

うち一つのガーデンであるホートパーク・パイロット・ガーデンでは、高齢者が混乱しないようにとの、シンプルで明確なスペースとなるように全体設計されました。他の重要なニーズとして、社会の様々な層を検討材料に含めることでした。十分な座席を備えた大きな屋根付きの見晴らし台はその一例であり、活動と社会的な交流を促進することができます。同様に、セラピーガーデンのためのスペースも設計され、利用者のニーズに合わせた作業台や、移動能力の低下した利用者を想定した道具が用意されています。

刺激ゾーンとリラクゼーションゾーンの微妙な違いもデザインに盛り込まれていました。ガーデンの様々なデザインによって、どのように治療(セラピー)となるのでしょうか?一例として、花の植物と色による効果の違いが戦略的に盛り込まれました。鮮やかな花を咲かせる植物や暖色系の植物は視覚的な刺激を与えるための特別な空間を、寒色系の植物は落ち着きやリラックスを感じられるような配置されました。

シンガポール市は、ホートパークのプロジェクトに飽き足らず、ティオンバル公園とビシャン・アン・モ・キオ公園の2つの公園内にセラピーガーデンを建設することを決めました。どちらのガーデンも、利用者へのセラピーガーデニングや感覚的な刺激をもたらすためのプログラムなど、類似のプログラムを提供しています。

   

ガーデンはセラピーの目的に応じて、主に4つのエリアに分けられていました。

香りの良い植物や香りの良い花を戦略的に配置し嗅覚を刺激する「フレグランスゾーン」、昆虫や鳥類にとって魅力的な要素である植生を視覚的なアクセントにした「生物多様性ゾーン」、ハーブやスパイス、果物や野菜を使って文化的な記憶を呼び覚ます「薬膳・食品ゾーン」、感覚の障害を治療する「色と質感ゾーン」などがあります。

シンガポール市のこの取り組みの最も素晴らしい点は、市民の生活の質を大幅に向上させる自然の恵みを織り交ぜながら、自治体や行政が都市規模で社会的にコミットしようとしていることです。さらにシンガポール国立大学保健システム(NUHS)が実施した最新の研究では、公園の利用者は精神的な疲労が軽減され、ストレスも大幅に軽減し、情緒的な幸福感が全体的に向上したとの報告が寄せられています。

これらの結果は、公園内での設計全体がバイオフィリア仮説、ストレス軽減理論、注意力による再構成(ART)理論など、環境心理学によって展開された様々な理論に基づいているため、私たちを驚かせるものではありません。

あなたもセラピー的な都市に住みたいですか? このような都市は実現可能であることがまさに判明しました。

シンバイオティアでは、経験豊富なデザイナーと有資格のスタッフが、それぞれのプロジェクトのニーズに合わせて、セラピー的な環境を展開しており、利用者の身体的・心理的・社会的ニーズを回復させることができる自然空間を創造します。環境がどのように人々の生活を向上させるのかを研究し、大規模なプロジェクトを運営してきました。

   

   

記事引用元:Simbiotia

 

 

 

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