ケアファームとは
農場が併設されている福祉施設です。高齢者や障がい者、心身に問題を抱える全世代を対象に、住宅・医療・雇用・教育・交流の場を提供します。農作業や動物との触れ合いは、高齢者の生きがいや障がい者の就労を生むだけでなく、認知症や精神障がいの緩和にも効果があるとされ、2000年頃からヨーロッパを中心に急速に発展しています。
超高齢化社会の中で生きる私たちの選択肢を広げ、
「生きがい」「心の豊かさ」「楽しさ」を実現するのが
ケアファームです
自然の中にあるリタイア後の住まいの形が、私たちの提案するケアファームです。今までのように、高齢者住宅の選択肢が「介護度」と「費用」だけであることにとらわれず、「生きがい」「心の豊かさ」「楽しさ」を実現するための高齢者住宅です。
ヨーロッパでの成功事例を参考にしながらも、日本の文化や制度にあった形でのケアファームを作り上げます。自然や多世代、地域の人や動物たちと心穏やかに暮らすことができる高齢者住宅が、ここにあります。
都市緑地と農地を守り、有効に活用していくのが
ケアファームです
生産緑地の2022年問題、少子高齢化に伴う農家の後継者不足、長期的な営農の難しさ、建貸しによるリスク拡大、そして信頼できる相談相手がいない、など都市と農地が抱える問題が増えています。
駅から遠い市街化区域の生産緑地でも、都市郊外にある市街化調整区域の農地や宅地でも、ケアファームなら有効に活用しながら次世代に引き継ぐことができます。
日本が抱えている都市と農地の問題を解決し、
企業の目標であるSDGsを具現化するのが
ケアファームです
「環境に配慮した高齢者住宅を作りたい」これは私たちが最初に掲げたテーマのひとつです。地球環境を守ることは私たち人間の責任であり、解決しなければいけない問題です。
私たちが提案するケアファームは、ZEB(Zero Energy Building)基準を原則とし、木造建築にこだわった建物にグリーンリースを積極採用することで、CO2削減と固定を現実のものとする。まさに環境問題でも社会をリードする高齢者住宅なのです。
SDGsへの参加はコストを伴う社会への奉仕でしょうか?ESG投資は一般の投資よりリターンが少ないのでしょうか?いいえ、違います。
ケアファームは農場と木造高齢者住宅が共生しており、都市と農地が抱えるさまざまな問題を解決できるひとつの答えです。また、見方を変えると、ケアファームに投資すること、あるいはオペレーターとして参加することそのものが、SDGsへの参加、ESG投資を実現することです。
大切なのは実現性です
それぞれの立場からケアファームへ参加することにより、投資や運用としての企業参加だけでなく、利用者、入居者、運営に関わる個々の人々も、提供できるコストと許容できるリスクを持ち寄り、より多くの、より豊かなリターンを得ることができます。
都市緑地が提案する日本型ケアファームは、社会に広がるアセンブリです