メッセージ

手の届くところから、できるだけ遠くまで。

幸いなことに日本には、優れた安全・安心の福祉システムがあります。
介護保険は介護度に応じて必要な最低限のケアを提供し、追加の費用負担が可能な人たちには、その負担に応じて余裕のある生活を提供する施設があります。

もちろん豪華な生活に身を置くのも悪くはないでしょう。しかし、自然と共に生き、地域と交流し、季節の流れなかで年を重ねる暮らしこそ、人間が本来あるべき姿であり、本当の意味で心に安らぎをもたらしてくれるのではないでしょうか。

日本型ケアファームのもう一方のメンバー、障がいのある人たちの生活や支援の場も同じです。「自分たちがいなくなった後どうするのだろう」という親御さんの不安を軽減する生活の場や仕事を日本の社会は用意できます。しかし、「仕事をするためにつくられた仕事」ではなく、障がいがある人にとっても、長い人生において、もっと人のために、もっとやりがいのある、そんな環境と仕事があるのではないか、そう思うのです。

高齢者福祉と障がい者福祉。経済的な安全・安心が得られる日本ですが、私たちが望むのは「生きる」ことではなく「生きる喜び」を感じられる一日一日です。ケアファームはこのためにあります。

今、都市とその周辺の緑地、農地が危機的状況です。貴重な都心の緑である生産緑地が後継者難から、段階的にしかし急速に姿を変えつつあります。さらに郊外の農地は耕作放棄や相続放棄が広がり、荒れ地が増えるばかりです。

インパクト投資、ESG投資と言われて久しいですが、現代企業はここを目指すのではなく、出発点とすることが必要とされています。

都市緑地は意欲的です。

高齢者福祉と障がい者福祉のケアファームで都市緑地と農地の問題を解決し、さらにそこへのインパクト投資を、現代企業の単なるCSRではない収益のエンジンとして社会に組み込みたい。単に「生きる」だけではなく、よりよく生きる社会を、子供たちやその子供たちのために持続可能なシステムを構築したいのです。

都市緑地の企業活動として、手の届くところから、できるだけ遠くまで。

都市緑地株式会社
代表取締役
太 田 裕 之

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