都市緑地は、福祉・農業・収益の3つの軸を組み合わせて不動産の課題解決に取り組んでいます。
そのままでは利用しにくい土地も、ケアファームなど社会課題解決型のアプローチを行うことで、事業化・収益化を実現しています。
- 長年の休眠地で商業的な価値は高くないが収益化策を考えたい
- 調整区域に保有している土地を活用したい
- 遊休土地の管理対応に費用と労力を要しているので、なんとかしたい
- 購入額が高いまま、簿価の洗い替えが行われておらず、簿価が高い状態のため、経営に影響を与えないように着地したい
- 市場構造の変化で業態転換が必要となり、現在稼働中の施設の転換を考えたい
- 事業用地であまり収益を上げていないが、地域への影響もあり単純な撤退はしにくい
- その他
など、様々なご相談を戴いており、企業オーナー様のご意向と、土地や案件の持つ制約を勘案しつつ、解決策のご提案を行なっております。
以下に無事課題が解決し、活用が進んだ案件をご紹介します。
法人不動産活用事例
東京・板橋区/生産緑地→高齢者施設〈サ高住〉
この地域でサ高住として収益化するためには建物を4階建てにすることが必要でしたが、木造4階建てでも安心・安全性で問題ない点、建築時のCO₂排出量が減りSDGsに貢献できる点も併せてご理解戴き、木造化で総投資額を抑えることにより収益性が確保できました。
埼玉・さいたま市/市街化区域+自宅→自宅を解体&高齢者施設〈サ高住〉
サ高住の補助金の締め切りに間に合わせることが厳しいという日程上の課題がありました。
設計会社、サ高住登録担当者に時間を短縮していただき、建築会社の解体の時期を早めていただいた結果、無事補助金を受け取ることができ、事業計画が実現しました。
神奈川・横浜市中区/市街化区域→ビル建替え&複合施設〈店舗⁺福祉施設・サ高住〉
医療福祉系を中心とした9階建ての複合ビルで計画していましたが、福祉テナント向け賃料が安く収支が成り立たないという課題を抱えていました。
1階から3階に店舗、4,5階はクリニックモールを誘致して、賃料単価を上げながら店舗系の床面積を増やした結果、テナントへの集客見通しを改善しつつ収益性を確保することができました。
東京・足立区/市街化区域+自宅兼店舗→自宅兼店舗を解体&高齢者施設〈特定施設〉
近隣の店舗等の反対が強い課題を抱えていました。
近隣と複数回の打ち合わせを重ねて、外壁や瓦のひさし・店舗・ディスプレイ等を要望に合わせ、街並みを優先した建物にすることで、課題を解決することができました。
課題2-調整区域に保有している土地を活用したい
課題3-遊休土地の管理に費用と労力を要している
埼玉・さいたま市/市街化調整区域→既存パチンコ店建替え&高齢者施設〈ショートステイ+デイサービス〉
敷地が狭いという課題を抱えていましたが、建物の契約期間と同じ期間、近隣の土地を駐車場として契約させていただくことで出店条件が整い、無事課題解決しました。
埼玉・三郷市/市街化調整区域の土地購入→高齢者施設(サ高住+デイサービス)
市街化調整区域の安い土地を購入してサ高住とデイサービス併設の事業を検討していましたが、土地購入期限までにサ高住とデイサービス併設の事業の建築許可がおりないという課題を抱えていました。
該当地はサ高住のみとし、別の土地を探してデイサービスを建築し同時にオープンする計画に変更し、無事土地・建物を調達できたことで、サ高住とデイサービスを同時オープンすることに成功しました。